2016年02月23日

はぁー、書き終わった、たんぽぽ行者、完了っっっ(笑。

さっきの続きを書いたよ。
終わった。

エンディングが違うものになったけど、
まあ、いいね(笑。


   20

空腹は餌をさがす金魚のようにやってきた
きみかい、
ぼくを呼んだのは
行者は黙ったまま両腕を空に浸した

きみかい、
きみかい、きみかい
行者は手のひらでつくったお碗のなかに
金魚を浮かべた

きみかい、
きみかい
掬った金魚を
行者はひといきに飲み込んだ


   21

行者は裏返った
いままで表だったものは裏になった
まるで
イルカから渡されたテニスボールのように


   22

行者よ、ついにやった
きみはたんぽぽ世界を内包する
偉大な存在となることができたのだ
不滅の勇者よ


   23

しかし、
それで、ときみは尋ねる
このままでいなければならないのかな
とても窮屈な姿勢なのだけれど


   24

いや、そんなことはない
栄光に包まれているよ
なにしろ
外界がないと思われていたものの外に出たのだから


   25

きみが見ているものは
裏返されたぼくの臓物なのだが
それでもまだ
栄光に包まれているだろうか


   26

もちろんだとも
きみが鼓動とともに
世界に吹き込んでいるものが
はっきりとわかるよ

   27

それにしても
このままで
生きていなくてはならないのだろうか
それもまたひとつの苦行として選択可能だが


   28

いやかい
いまやきみは世界の主であるんだよ
あらゆる出来事がきみの内部でしか起きないんだ
あらゆる出来事がきみの掌中、いや腹中にあるんだ

   29

いま
どんな気持ちか
きみに分かってもらえたら
ぼくの返事も確信できると思う


   30
分からないから
聞いてみるけど
聞いてみても
分からないかもしれない

   31

簡単にいうと、
ひらきだね、
あじのひらきの、あの
ひらき

自分の全存在が
宇宙のあらゆる方向に向かって
急速に
膨張していくんだ

ぐんぐん、ぐんぐん
いまこうやって話していても
まだ
ぐんぐんぐんぐん膨張している

どこまでいけば終わるんだ
この膨張は
これが旅なのか
これが主の旅なのか

でもこれでは
宇宙に磔にされた気持ちだ
ありがたいけど
恥ずかしい

ぼくはまだ
こんなに大きなものに慣れるほど
自分を大きく思ったことがないんだ
ひらきよりはむしろ

刺身くらいでちょうどいい
宇宙のなかの一盛りの新鮮な刺し身
わさびと醤油で
ちょんちょんとつまんでもらうくらいが


   32

じゃあ
もどってみるかい
もとの
行者刺し身に


   33

皿をひっくり返したり
テープルを汚したり
世間様を
お騒がせするようなことがなければね


   34

もちろんだとも
世界には
きみを受け入れる場所はたくさんあるさ
たとえ、刺し身でも、冊のままでも


   35

ポム!

   36

きみはひもじさをはきだして
もとの空腹の行者にもどる
アラジンのランプの召使いみたいに
しゅわっと

なんだかそれって
杜子春みたいだね
だったら
鞭でうたれても子供の願いの成就を祈る

健気な母親が必要になってしまう
ついでに仙人も、ね
それにあいつは
なにしろ二回もやらかしてるんだから


  37

宇宙はとても単純にできている
海にとってはすべての川が支流である
いのちの海にとってはすべての生命が支流である
そして

すべての水は空にもどる、すべての水は空にもどる、すべての水は空にもどる
すべての水は空にもどる、すべての水は空にもどる、すべての水は空にもどる
すべての水は空にもどる、すべての水は空にもどる、すべての水は空にもどる 
もどるんだっっっっ,と同時に


   38

すべての空は水にもどる
すべての空は雲に降りて
すべての雲は水に降りる
慈雨の階梯


   38

すべてのかたちあるものは
かたちなきものへと
すべてのすべてのものは
すべてのすべてではないものへと
もどっていく


   39

行者よ、
きみもまたもどってくるだろう
行者でないものへとなりながら
それもいい

いのちあるものはみな行者であり、
いのちあると見えぬものもまた行者であるのだから
きみもまたもどるがいい
星雲の庭へ、あるいは

素粒子の浜辺へ
ぴちぴちした原子とスキップしながら
のほほんとするのもいい
さて、きみはどうする

行者よ
密封たんぽぽ世界以外なら
どこでもいいかい
それともなにかご希望は


  40

ぼくはつぎは
きみになろうと思う
きみのなかで
旋律になろうと思う

きみはぼくに気づきもせず
ただきみの歌と主張するかもしれない
でもそれでもいい
ぼくはきみになる

旋律を
いくつにも切って
きみはたくさんの歌にすればいい
ぼくはそういう刺し身でいいよ


  41

じゃあ,ぼくは
たくさん大根を準備しておいて
きみのベッドにしてあげるよ
つまがたくさんあるから

一夫多妻だねえといいながら
ぼくはきみをいただくよ
ぼくの旋律くん
ぼくはきみに気づかないかもしれないけど

それはぼくにとって
かけがえのないものだと感じるよ
じゃあ,
また会おう


ウェルカムフルーツ
(ぎにぎにとなる創造主の掌)


また会おうときみは言う。
ところが別れがないのだから、
出会いはないのさ。
だったらつくればいい、
創造主は
ぎにぎにとなる掌で
曙のオレンジをむきながら
いそいそと夜明けをこさえている。
そうか、それも悪くない。


  











posted by バッティ at 21:54| Comment(4) | TrackBack(0) |

どれどれ谷川大先輩はどんな詩を書いていらっしゃるのかな(笑。


写真に谷川さんの詩をつけるというから、
参考に読んでみた。

そもそも「おやすみ神たち」の読み方が分からない。
ひとを眠りに誘う

「おやすみ神(しん)」という登場人物がでてくるのかなーと思った。
違ったけど(笑。

アジアの賢者になるのかなと思ったら
ならない道をいく谷川さん。

ま、そういう生き方もあるか。
なにしろMacBookProで詩を書く方だからねー、

オレはMacBookだけど(笑。
posted by バッティ at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の宝飾

ヴィトー、きみも貧乏性だなあ(笑。


先週からちびちびと
ヴィトゲンシュタインをなめてみたが、

しょっぱい(笑。
「世界は、そうなっていることのすべてだ」

ここからさー、
オレと違うんだよね。

オレにとっては
「世界は、そうなりかけていることのすべてだ」

なんだよねー。
そう考えないと、

時間が未来に向かって進めないよねー。
世界は流動体なんだよな、

オレにとっては。
どっちに行くかどんなふうに行くか、

よく分からないから、
イライラするけどおもしろい(笑。

posted by バッティ at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の宝飾